本システムは、ネットワーク装置の情報をWEBインターフェイスから操作・視覚化するソフトウエアです。
一般的なインターネット網を構成するためのネットワークはブラックボックス化が進んでおり、今現在の状態を管理者のみが知り得ることができるというのが現状です。また、管理者が取得出来る情報を理解するためには、専門的な知識が必要となるため、情報の一般公開を妨げる要因になっていました。
本システムでは、これまで管理者だけが理解出来ていた情報をSDN技術にて複数の視点から取得します。これにより、これまで理解が困難であった専門的な情報を×マークや、色、簡易な表記により視覚化することができます。具体的には末端ネットワークの利用者がWEBから、以下の情報を図で理解することが出来るようになります。
- 上流回線の混雑具合・回線障害の有無
- 回線の混雑具合・回線障害の有無
- 末端設置のスイッチやルータの負荷状況・障害有無
- 利用サービスごとのアクティブ経路表示
また、SDN技術を利用することにより、これまではネットワーク装置にログインして実施するしかなかった以下の操作もWEB上のボタンクリックで実現できるようになり、障害時に解析データの取得ができるようになります。
- あらかじめ設定した宛先への通信テスト(Pingテスト)
- ネットワーク装置の解析情報ダウンロード